512MB DDR3バッファ
512MB(4Gb)のDDR3バッファによりデータ転送を安定化。フレームドロップや一時的な不連続を抑え、長時間の連続撮像を支えます。
Sony IMX662 裏面照射型モノクロCMOSを搭載した高速天体カメラ。惑星・太陽・月面の撮影で高感度・広ダイナミックレンジ・低読み出しノイズを実現します。
G3M662M は低照度下での高感度・高QE・低読み出しノイズが特長です。100FPS級の高フレームレートでも低ノイズを維持し、フルウェル容量とダイナミックレンジのバランスにも優れます。惑星、太陽面、月面の高速撮像に最適です。
STARVIS 2 技術により、原スペクトル応答は約400–1000 nm、IRカット装着時の実効帯域は約380–690 nm。低照度でも高いダイナミックレンジとクリアな描写を提供します。
G感度は 8970 mV(1/30s)。可視〜近赤外で優れた応答を示し、惑星・月面撮影に適しています。
ネイティブ12-bit ADC対応。12-bit出力で2×2ビニングの低解像度モードも利用可能。ハードウェアROI対応で、ROIが小さいほどフレームレートが向上します。
| 解像度 | 16-bit 出力 | 8-bit 出力 | ||
|---|---|---|---|---|
| USB3.0 | USB2.0 | USB3.0 | USB2.0 | |
| 1920 × 1080 | 69 | 4.1 | 100 | 7.8 |
| 960 × 540 | 69 | 4.1 | 94 | 7.7 |
単位:フレーム/秒(FPS)
512MB(4Gb)のDDR3バッファによりデータ転送を安定化。フレームドロップや一時的な不連続を抑え、長時間の連続撮像を支えます。
1×1〜8×8のデジタルビニング(加算/平均)と1×1〜2×2のハードウェアビニング(平均)に対応。ハードウェア処理により高フレームレートです。
HCG(High Conversion Gain)は低照度に強く、最低0.47 e⁻の超低読み出しノイズ。LCG(Low Conversion Gain)はフルウェル38.9 ke⁻で明るい対象に有効。HDRは両者を組み合わせ、単一露光で広いダイナミックレンジを実現します。
ハードウェア最適化により、長時間露光や高ゲインでもアンプグローを抑制。クリーンな画像取得を実現します。
どちらのバージョンでも、1.25インチ延長筒装着時に1.25インチフィルターを内蔵可能です。
USB 3.0 経由で給電します。USB 3.0 ケーブルでホストと接続すれば、すぐに使用可能です。
| 最大フレームレート (USB 3.0) |
16-bit:69 FPS @ 1920×1080 8-bit:100 FPS @ 1920×1080 |
|---|---|
| 読み出しノイズ | 0.47 e⁻(HCGモード)~ 5.08 e⁻(LCGモード) |
| フルウェル容量 | 38.9 ke⁻ |
| 量子効率(ピーク) | >91% |
| ダイナミックレンジ | 77.69 dB |
| 最大S/N比 | 45.9 dB |
| 露光時間範囲 | 0.1 ms ~ 1000 s |
| ゲイン範囲 | 1× ~ 150× |
| センサー | Sony IMX662 モノクロ・BSI CMOS |
|---|---|
| 画像解像度 | 210万画素(1920×1080) |
| ピクセルサイズ | 2.9 µm × 2.9 µm |
| センサーサイズ | 1/2.8型(対角 6.45 mm) |
| 有効撮像領域 | 5.57 mm × 3.13 mm |
| シャッター方式 | ローリングシャッター |
| ADC | 12-bit |
| DDR3バッファ | 512MB(4Gb) |
| スペクトル応答 | 約380–690 nm(IRカット装着時) |
| データインターフェース | USB 3.0 / USB 2.0 |
|---|---|
| カメラインターフェース | 1.25インチ外径(望遠鏡) 標準C/CSマウント(レンズ) |
| バックフォーカス | スタンダード(CS):12.5 mm ショート(C):17.5 mm |
| 外形寸法 | 直径 37 mm × 高さ 72.4 mm |
| 重量 | 約70 g |
| 放熱方式 | パッシブ放熱 |
| 支持系统 | Windows XP/Vista/7/8/10/11 Mac OS X、Linux |
| SDK支持 | Native C/C++、C#/VB.NET、Python Java、DirectShow、Twain等 |
HCG/LCG/HDR の各モードを切り替え可能。被写体や条件に応じてダイナミックレンジとノイズ特性を最適化します。
カメラ設定:フル解像度、RAW 12-bit
低照度向けに最適化。読み出しノイズは最小0.47 e⁻まで低減され、暗いディテールの抽出に適します。
カメラ設定:フル解像度、RAW 12-bit
フルウェル容量38.9 ke⁻で、明るい対象や広いダイナミックレンジの被写体に有効。太陽面や木星・金星などで白飛びを抑えつつハイライトを保持します(DR最大77.69 dB)。
カメラ設定:フル解像度、RAW 12-bit
HCGとLCGの利点を組み合わせ、単一露光で広いダイナミックレンジを実現。日珥や月面の高コントラスト領域など、明暗差の大きい対象に適します。